【キャリチル特集】おうちの人といっしょに読んでね!ここが知りたい、プログラミングの基本の「キ」

2020年度から小学校で必修化されるプログラミング。いろいろと分からないことが多いから、プログラミング必修化にくわしい鵜飼佑さんにお話しを聞いたよ!

 

プログラミングはこわくない!

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されるよ。授業でどんなことをするのか、前もって家で予習しておく必要があるのか、パソコンやタブレットが家でも必要になるのかなど、分からないことがたくさん!

「今回の必修化で、〝プログラミング〟という科目ができるわけでも、プログラミング自体に評価がされるわけでもないんですよ。」

そう教えてくれたのが、ITを活用して世の中を変えていくような、日本の天才的なクリエイターを発掘し、育てるための事業を行う一般社団法人 未踏の鵜飼佑さん。さらに、鵜飼さんは、こう話してくれたよ。

「そんなに身構えなくても大丈夫。プログラミングの授業は、プログラマーの育成が目的でも、プログラマーが使うような言語を学んでいくわけでもないですから。そのため、プログラミングの体験を通じて、プログラミングは楽しいね、と思ってもらえたらOK。先取りする必要もないと思います。」

かなり気がラクになったね。そして、この〝楽しい〟が大きなポイントなんだって。

「例えば、プログラミングで自分が作ったソフトウェアは、世界中の人たちに簡単に使ってもらえます。つまり、自分たちが世界と関わりを持てる、世界に影響を与えられるという気持ちが育ちやすい。それに、プログラミング自体がおもしろいので、知らずに大人になるというのは、非常にもったいない! おもしろさが分かれば、プログラミングはこわくないという気持ちも育ちますから。」

技術ではなく、まずはプログラミングに対する心の持ちようが大切なんだね。

 

プログラミングって役に立つの?

でも、将来、プログラミングって本当に役立つのかな? 自分とは関係ない世界のことに思える気も…。

「たしかに、みんながみんな、プログラミングを学んだからといって、プログラマーになるという世界ではありません。ただ、こんな世界もあるんだと知っておくことが大切です。10年後、20年後、プログラミング自体はおそらくAIがやっていると思います。そのAIを駆使し、物を作っていくことになるでしょう。そのため、今、必死になって細かい文法とか言語を覚えてもしょうがない。〝おもしろい〟と子ども時代に感じていれば、大人になってからデジタルで困ることは少ないと思います。」

そして、鵜飼さんからみんなへ、メッセージをもらったよ。

小学校でなくても、いずれどこかで、プログラミングをやる必要はあります。そのため、少しでも早く、そのチャンスを小学校時代にもらったんだと考え、まずは楽しんでください。
自分のアイデアを形にして、人に見てもらえるのは、想像以上にうれしいことですよ!

 

もっと知りたい! プログラミング 必修化

プログラミング教育必修化について、Q&A形式でさらに深く解説していくよ!

 

Q.1 必修化で、「プログラミング」という教科ができるの?

 A   プログラミングという教科はできないよ

 プログラミング教育は、算数や理科、総合的な学習の時間など、すでにある教科の中で行われる。そのため、どの学年で何時間の授業を行うなど、くわしいことは各学校の判断に任されているよ。また、文部科学省は「児童3.6人に教育用コンピュータ1台」という目標を掲げているけれど、それに満たない学校も多く、必修化までに足並みをそろえられるかも課題の1つなんだ。

 

Q.2 プログラミングの授業は小学校で終わり?

 A   中学校、高校でも学ぶよ

中学校では技術・家庭科の授業でプログラミングを学んでいるんだ。2021年からの新学習指導要領では、学ぶ内容が大幅に増えるよ。また、現在、高校でのプログラミングは選択制だけど、2022年からは新しい学習指導要領に沿って、全ての生徒がプログラミングを学ぶんだ。

 

プログラミングを楽しむなら目のことも忘れずに!

●30分たったら目を休める

子どもの目は、見たい場所にピントを合わせる調節力がとても強い。そのため、長時間近くを見続けても、つかれを感じることが少ないんだ。でも、目は確実につかれているよ。30分以上画面を見続けず、途中で休むことを忘れずにね!

 

●ねころがって画面を見ないように!

ねころがって画面を見ていると、顔と画面の距離が近くなりがち。こういう近い距離は、目に負担がかかってしまうんだ。それをずっと続けていると、近い距離にピントは合うけれど、遠い距離にピントが合いづらい近視になってしまうことも! きちんと座って、画面から30cmは目をはなそうね。

 

●デジタル端末は画面が大きいタイプを!

端末の画面が小さいほど、顔と画面の距離が近くなりやすい傾向があるんだ。そのため、デジタル端末を使うなら、スマホよりも、画面の大きいタブレット、さらに画面の大きいパソコンがオススメだよ。

 


鵜飼 佑 (うかい ゆう)
慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科卒業後、東京大学大学院学際情報学府総合分析情報学コースへ進学。卒業後はマイクロソフトディベロップメント株式会社Office統括開発部でプログラム・マネージャーとして勤務。2017年に退社し、英国キングス・カレッジに留学。現在、一般社団法人未踏 プログラミング教育WG代表、未踏ジュニアPMを務める。

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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