【エコチル特集】大切な役割をたくさん持つ森林について考えよう

 

森林には、山がくずれるのを防いだり、空気をきれいにしたりなど、大切な役割がたくさんあるよ。でも、そんな森林の元気がなくなり、世界的に見ると、大幅に面積が減少しているんだ。 このままではいけない! 早速、森林について学んでいこう!

 日本も世界も 森林がピンチ!!

日本の森林面積は約2,500万haあり、国土の約3分の2をしめているよ。森林は緑のダムともよばれ、日照りで水がかれるのを防いだり、土砂くずれを防いだりする役割も果たしているんだ。  

また、樹木や草花などの多くの植物が生育する他、その植物の花や実をえさとしたり、樹の幹や土の中などをすみかにしていたりする動物がたくさん生息し、森林の中で非常に密接で複雑な関係を築き上げているよ。森林は豊かな自然や国土を守る大切な役割を担っているんだね。  

森林がさまざまな力を発揮するためには、間伐などの手入れが必要になるよ。そうした手入れは、長い間、林業にたずさわる人や山村に住む人たちが行ってきたけれど、山村の人口減少や林業の担い手不足などによって、十分な手入れをすることができず、森林の持つ力が低下してきているんだ。  

 森林のために 私たちができること

日本では極度の森林減少は起こっていないけれど、世界に目を向けると、森林を伐採して畑に変える、日常生活の燃料として木材を利用するだけでなく、森林火災、違法伐採などによって、世界の森林は年々減少・劣化しているよ。  

1990年〜2015年の25年間に減少した森林面積は1.29億haといわれ、これは南アフリカの国土面積に匹敵するほど!  

森林が減少しているのは主に海外だからといって、このまま放っておいてはいけないよね。森林を元気にしたり、増やしたりするために、

  • 森林に興味を持つ
  • 森林のある生活や文化を楽しむ
  • 木製品を使う
  • 違法伐採で作られた商品を使わない
  • 森林ボランティアに参加してみる
  • 緑の募金に協力する  

など、いろいろなことができるよ。みんなで森林を守っていこうね。 

 

   日本の森林にはどのような特徴があるのかな?

天然林(森林の約6割)

自然に落ちた種や切り株から出た芽が成長してできた森林のこと。

里山林奥地林

炭やまき、肥料などを作るために木を切ったり、落ち葉を取ったりして、地域の人たちが利用してきた森林のこと。

自然の力で、長い時間をかけてできた森林のこと。

 

人工林(森林の約4割)

人の手で苗木を植え、育ててきた森林のこと。

生産林海岸林
木材を生産するために、スギやヒノキなどを植えて育ててきた森林のこと。強風や風によって移動する砂などから、家などを守るためにマツなどを植えて育ててきた森林のこと。

 

   森林(人工林)の主な手入れ

 

   木を植えて育て、 収穫するまでの 過程を知ろう!

木は植えてから収穫するまでに、何十年もかかるよ。育てた森林を次の世代に引きついでいくために、さまざまな手入れも必要となるんだ。

 

   森林にはどのような働きがあるのかな?

森林が私たちの暮らしをどのように支えているのか、見ていこう!

水をたくわえ、きれいにする
山がくずれるのを防ぐ
いろいろな生き物のすみかになる
空気をきれいにし、生活環境を快適にする
地球温暖化を防ぐ
木材やキノコの生産の場になる
川や海の生き物を育む
レクリエーションの場となり、安らぎをあたえる

 

 

  もっとくわしくなろう! 森林クイズ

正しいと思うものに 〇を付けてね。

  1. 面積における森林率が最も高い都道府県は? (北海道・岐阜県・高知県)
  2. 1年間で林業に新しく就職する人はどれくらい? (約1,000人・約3,000人・約5,000人)
  3. 令和元年(2019年)の日本の木材自給率は? (20.1%・37.8%・40.1%)
  4. 世界自然遺産に登録されている日本の森林はいくつある? (3つ・4つ・5つ)
  5. 世界全体の森林面積はどれくらい? (約3割・約4割・約5割)
  6. 日本で最も多く植林されている木は? (カラマツ・ヒノキ・スギ)
  7. 先進国で森林面積が多い国は? (日本・スウェーデン・フィンランド)

 

答えは下を見てね。

森林クイズの答え:
Q1.高知県、Q2.約3,000人、Q3.37.8%、Q4.4つ、Q5.約3割、Q6.スギ、Q7.フィンランド

 

参考:
農林水産省『美しい森林づくり』 
環境省『世界の森林を守るために』    
農林水産省『ジュニア農林水産白書 2020年版』 

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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