【エコチル特集】なぜ起こるの? 私たちにできることは?今こそしっかり考えよう 地球温暖化!

日本だけでなく、世界各国の平均気温がこれまでにないペースで上がり、地球温暖化は世界的な問題になっている。そんな地球温暖化をくわしく見ていこう!

 

温かくなり続ける地球

地球が温まってしまう地球温暖化。地球の平均気温を見ると、100年間に0・7℃くらいのペースで上がってきているんだ。日本では100年間に1・1℃というペース! しかし、今後の100年間は世界的に平均気温が4℃ほど上がってしまうだろう、と科学者は予測しているんだ。

4℃なら大丈夫では? なんて思うかもしれないね。でも、そうではないんだ。例えば、東京都の1年間の平均気温は約15・4℃。それが19・4℃になると、年間平均気温18・6℃の鹿児島県より暑くなってしまう! さらに、1日の最高気温が35℃以上になる猛暑日が全国平均で約19日、1日の最高気温が30℃以上になる真夏日は全国平均で約49日も現在に比べて増えると予想されている。

他にも、生物のすむ場所が変わり、日本の森林でよく見られるブナの木が消え、農作物の栽培地域が変化し、海の魚が移動するなど、さまざまな影響が考えられているよ。

 

増え続けているCO2

これは、すぐに手を打たなくてはいけないね。そもそも、この地球温暖化の原因は何なのだろう? 実は、私たちの暮らしに深く関わっているCO2が大きな原因だと考えられているんだ。CO2には赤外線を吸収する性質があり、地表から宇宙ににげようとした熱が、大気中の2につかまってしまい、再び地表へ逆もどり。このようにして、地球は温められていくんだ。

温暖化対策の大切さは世界中でさけばれているけれど、大気中のCO2濃度を測定するハワイのマウナロア観測所によると、観測をスタートした1958年に比べ、2017年現在、大気中のCO2の量は約30%も増え、2018年4月には最高値を記録したとのこと。電気をこまめに消す、えんぴつやノートを最後まで使うなど、ちょっとしたことでもCO2は減らせるよ。みんなで、できることを続けていこう。

 

いろいろな物をエネルギーに!
CO2削減が期待される新たなエネルギーを紹介するよ!

【雪】CO2削減にもつながる天然の冷蔵庫 “雪室”

“雪室”とは、除雪した大量の雪を入れた倉庫に野菜や米などを保管しておく、昔から雪国で利用されている天然の冷蔵庫だよ。雪室は年間を通して1〜2℃に保たれているため、食品の鮮度が維持され、デンプンを糖に変える糖化現象で、ジャガイモはあまくなり、お肉はうまみがアップするんだって。さらに、雪を1t利用することで、石油を10L、CO2を30kg削減するともいわれているんだ。1個の雪室に入れる雪の量は年間100〜1500tほどで、かなりのCO2削減につながるよ。昔の人の知恵と、雪の力ってすごいね!

 

【藻類】藻類の力で飛行機を飛ばす!

生物を利用して作る航空機用の燃料“バイオジェット燃料”が、世界的に広まってきているよ。日本では、(株)ユーグレナがミドリムシなどを使ったバイオジェット燃料の開発に力を入れているよ。ミドリムシは体長約0.05mmの小さな藻類で、酸素の足りない環境におかれると、体内に油をためる性質があるんだ。その性質を利用したバイオジェット燃料は、石油から作る燃料よりもCO2の排出量を減らせると、注目されているんだ。ユーグレナでは、2018年秋に神奈川県横浜市にミドリムシなどを元にしたバイオジェット燃料を作る工場設備を完成させ、2025年の大規模生産に向けて着々と準備を進めているよ。

 

何問正解できるかな?地球温暖化クイズ!

正しいと思うものはどれかな?

①地球温暖化対策が最も評価されている国は?(日本・フランス・ドイツ)

②地球温暖化の1つの原因として考えらえているのは、牛や羊の何? (おなら・げっぷ・くしゃみ)

③異常とまではいえない気象現象のことを何という?(局地現象・極端現象・びっくり現象)

④2015年にできた地球温暖化防止に向けての国際的なルールの名前は?(パリ協定・京都議定書・G7伊勢志摩ビジョン)

⑤太陽の光や熱、風力、地熱、水力などのエネルギーを何とよぶ?(地球エネルギー・循環エネルギー・再生可能エネルギー)

⑥少ない電気で明るくすることができる電球の名前は? (LED電球・WAT電球・アンペア電球)

⑦あまりにも急に進む温暖化でおそれられているのは?(4度目の大量絶滅・5度目の大量絶滅・6度目の大量絶滅)

【答え】①フランス、②げっぷ、③極端現象、④パリ協定、⑤再生可能エネルギー、⑥LED電球、⑦6度目の大量絶滅

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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