【エコチル特集】えんの下の力もち 森林を守ろう!

みんなは森が好きかな?森を走り回るのは楽しいし、空気もおいしい。動物や昆虫にとっても大切な場所だよね。

でも、今、そんな森林が減ってきている。

実は、森林が減ったら、困ることがたくさんあるんだ。森林を守るために私たちができることを考えていこう。

 

すごい勢いで森林が減っている!

日本は国土の67%が森林と、緑に恵まれた国。でも、今、「森林を守ろう!」と世界中でさけばれているんだ。日本には木がたくさんあるから不思議に思うかもしれない。

でも、現在、森林の面積は年々減っていて、世界全体では毎年約1100万〜1700万haの森林が失われている。なんと、1秒ごとにサッカー場1つ分の森林が消えている計算に!

森林が減る最大の原因は、人間が木を切るから。木は家具やピアノ、ノートにトイレットペーパー、化粧品や燃料など、さまざまな形に加工されて使われている。

だから、木がたくさん必要になるんだ。また、工場を建てたい、住宅街にしたいなど、木が生えている土地を利用するために、木を切ることもある。このようにして、森林はどんどん減っているんだ。

 

森林がないと、何がどう困るの?

森林が少なくなると、実は、自然災害が起こりやすくなるんだ。

森林は緑のダムといわれているように、大雨が降った際、たくさんの雨水を地下にたくわえ、洪水を防いでくれている。また、四方八方に張りめぐらされた木の根が、土や石をしっかりかかえこんでくれるため、土砂も流れ出しづらい。

そして、もう1つ。木は二酸化炭素を吸収して、酸素に変えてくれる。森へ遊びに行ったときの深呼吸を思い出してほしい。気持ちよかったよね。そう、森は私たちが当たり前に吸っている空気をきれいにしてくれるんだ。

こんなに大切な森林を増やすには、木を植えてあげるのが一番。でも、植えただけでは森は育たない。きちんと手入れをし、その上で何年もかかる。だからこそ、今ある森林を大切にしていこう。

 

私たちの手で森を育てよう

 

森が育つと、こんなにいいことが!

 

森のために みんなが できること

みんなが日ごろ使っているえんぴつや紙は、木からできている。新しいえんぴつやノートが必要になったら、間伐材を用いた物、環境への負荷が少ない物、廃材を利用した物などを選びたいね。そのとき、参考になるのが下記のようなシンボルマーク。こういったマークのついた物を使うことも、森を守るのに一役買っているんだ。

 

みんなの力で森を守る
多くの人に支えられている トトロの森

 

自然がいっぱいトトロの森

東京都と埼玉県の境にある狭山丘陵。ここは、1988年に公開されたアニメ映画『となりのトトロ』の舞台のモデルになったといわれ、“トトロの森”と呼ばれて親しまれているんだ。

 

3番目に取得されたトトロの森3号地。現在、たくさんのボランティアの方が、トトロの森を保全。小学生のボランティアもいるんだって!

この狭山丘陵は、大きな森ではないけれど、タヌキやキツネ、フクロウ、カブトムシ、ホタルなど、たくさんの生き物が暮らし、めずらしい植物もたくさん生えている。まさに、自然の宝庫!

 

手入れを始めてから、陽の当たる森にするまで5年はかかっているとのこと。

でも、このように豊かな自然も、開発によって失われようとしているんだ。そこで、「森を守ろう!」「トトロのふるさとの景色を子どもたちに残そう!」と多くの人が立ち上がった。

開発に反対するだけでなく、大勢の人が少しずつ寄付を出し合い、自然や文化財を守るために土地を買い取る“ナショナル・トラスト活動”を1990年からスタート。

 

トトロの森12号地を管理する“ふらっと12”のみなさん。月に1回、森を守るために活動中!

『となりのトトロ』を手がけた宮崎駿監督に協力してもらい、みなで“トトロのふるさと基金”を作り、少しでも自然を守ろうとさまざまな活動を行っているよ。

 

現在、41カ所の森林が取得できたけれど、一人一人の力を支えに、トトロの森がもっと広がるといいね。

 

ここにも寄ってみよう

公益財団法人トトロのふるさと基金

オリジナルトトログッズがたくさん!

トトロのふるさと基金の事務局として、その一部が使われている“クロスケの家”には、明治30年代に建てられた母屋、修復された蔵、茶工場があり、それぞれ見学できるようになっている。他にも、収益金が森を守るために使われる“トトロオリジナルファンドグッズ”の購入や、蔵の中では企画展示(11月11日(土)まで「企画写真展 里山昆虫紳士録 –虫の顔さがし−」を開催)の他、森のジオラマや木のおもちゃの展示などを常設。のんびりとした時間を過ごせるよ。

 


公益財団法人トトロのふるさと基金

埼玉県所沢市三ヶ島3-1169-1
TEL:04-2947-6047
クロスケの家公開日:毎週火・水・土の午前10時〜午後3時(お盆・年末年始・祝日は閉館)

アクセル:西武池袋線小手指駅南口よりバス「宮寺西」または「早稲田大学」行き「大日堂」下車徒歩5分
※駐車スペースがないので、公共交通機関を利用してね

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
こどもたちがもっと環境に関心をもてるように身近に考えてもらえる機会をつくろう!
地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう!
そんな想いからスタートしました。


ゼロからスタートしたエコチルづくりでしたが、各企業、行政、学校関係者の方々のご協力を頂き、札幌版2006年4月、東京版2013年4月に第一号を無事創刊しました。
札幌市内197校の小学校と児童会館、東京都23区760校の小学校に毎月配布させていただいております。
(2017年3月現在)

エコチルでは、オールフルカラー8~20ページの紙面に環境についての特集をはじめ、各学校で取り組まれている環境教育の紹介や、地球から影響をうけるからだのはなし、ワードクイズやエコマンガ、地域のエコ活動や環境イベント情報などをふんだんに盛り込み、こどもたちが楽しく環境活動を学べるようページ構成をしています。

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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