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[葛西臨海水族園だより]生き物ってオモシロイ!!|今月のどうぶつ:ウィーディシードラゴン

 

学名: Phyllopteryx taeniolatus
生息地:オーストラリア南部、タスマニア島周辺
トゲウオ目 ヨウジウオ科

卵を守るオス。尾の腹側にびっしりついた卵が見える。

ふ化直後の仔魚。全長2.7cmと、魚のふ化仔魚としてはとても大きい。

海藻のような魚

ウィーディシードラゴンはヨウジウオやタツノオトシゴの仲間です。海藻のような姿が特徴で、メスがオスの尾に卵を産みつけ、その卵を、オスがふ化するまで守るというおもしろい習性があります。生息地では数が減っており、水族園でも飼育下での繁殖に取り組んできました。

オスの尾に異変!?

昨年5月のある日、飼育員の1人が事務所にかけこんで来ました。

「ウィーディシードラゴンのオスの尾が太くなっています! もしかしてメスが産卵したのかも!」。

すぐに水槽を見に行きましたが、卵は見えません。しかし、しばらくしてもう1度見に行くと、オスの尾の腹側にびっしり付いた卵が確認できました! 産みたての卵は小さく、よく見えなかったのです。翌日には卵はふくらんで、背中側からもよく見えました。

産卵から約50日でふ化が始まりました。オスが体を一生懸命ふるわせてようやく1尾…というように、ゆっくり約3日かけて全長2・7㎝もある仔魚(赤ちゃん)がたくさんふ化しました。仔魚を育てるのは簡単ではありませんでした。細く小さな口でも食べられる大きさの生きたエサを用意したり、成長に合わせてエサを変えたりと、工夫をし、なんとか6尾を育てました。

水族園生まれのウィーディシードラゴンは、現在「オーストラリア西部」水槽で展示しています。今では全長20㎝以上になりました。日本初の繁殖個体の展示をぜひ見に来てください。

日本初の繁殖個体の展示

かさいニュース

生き物たちの様子を毎日紹介!

ひなたぼっこをするフェアリーペンギン

新型コロナウイルス感染症対策のため、おうちで過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。水族園の公式ツイッターでは、生き物の様子をおうちで楽しめる写真や動画を発信中です。生き物の何気ない様子や、あっとおどろくようなおもしろい行動などを紹介しています。ぜひご覧ください。

 


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都葛西臨海水族園
東京都江戸川区臨海町6-2-3
TEL.03-3869-5152
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

 

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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