【エコチル特集】私たちの暮らしは生き物がいてこそ!生物多様性について考えよう!

生物多様性。聞いたことがあるようなないような…。いったいどういう意味なんだろう?
実は、私たちの暮らしと、とても深い関わりがあるんだ。そんな生物多様性をくわしく見ていくよ!

 

たくさんの生き物とつながって生きている

地球上の生き物は、生命が誕生して以来、さまざまな環境に適応して進化してきたよ。現在、地球にはゾウやキリンなどの大型の物から、細菌のような小さな物まで、3,000万種ともいわれる生き物がすんでいるんだ。

生き物は、1種だけで生きていくことはできない。例えば、地球上にライオンしかいなければ、食べる物が無くなり、やがて死んでしまう。これは、私たち人間も同じこと。生き物は他の生き物と関わり、支え合い、つながることで、初めて生きていくことができるんだ。こういった生き物のつながりを〝生物多様性〟と呼んでいるよ。

では、日本にはどれくらいの生き物がいるかというと9万種以上! 南北約3,000㎞にわたって、さまざまな場所に生態系が作られ、いろいろな生き物の生活の場所になっているんだ。

 

人間の活動で生物多様性に危機が!

しかし、私たち人間の活動により、世界の森林は2000年から2010年の間に、平均で毎年520万ha(四国と九州を合わせた面積くらい)がなくなり、生き物たちの絶滅スピードは、約1,000倍にも! これは大変なことだ。そこで、このままではいけないと、さまざまな取り組みが行われるようになってきたんだ。

生物多様性を守るには、まずは暮らしの中で、生き物とのつながりを感じることが大切だよ。水や空気はもちろん、食べる物や着る物の材料、木材や薬の原料など、いろいろな生き物のおかげで、私たちは生きている。そこをきちんと理解した上で、環境にやさしい商品を買う、地元産の物や旬の物を食べる、自然のすばらしさを多くの人に伝えるなど、できることをみんなでこつこつとやっていこうね。

 

「生物多様性」の 危機

第1の危機

開発や乱獲による種の減少・絶滅

第2の危機

人による手入れの不足による自然の質の低下

第3の危機

外来生物などによる生態系のかく乱

第4の危機

地球環境の変化による危機

 

東京にも豊かな自然環境があり、そこには多様な生きものがいるよ。

しかし! 生物多様性に危機!
東京都で取り組んでいるいろいろなこと

生物多様性を守るために、東京都では「生物多様性の4つの危機」に対し、いろいろな取り組みを実行しているよ。どんなことを行なっているのか、早速見ていこう!

第1の危機への取り組み

市街地で生物多様性に気を配った緑化を進める

新しく緑地を作る際に、この土地にもともと住んでいた生き物がくらせる空間となるような整備を進めているよ。例えば、ビルや住宅で緑が分断されてしまった市街地でも、その途中に緑地を作ったり、学校の芝生や屋上、壁面に緑を植えたりすることで、生き物が行き来できるようになっているんだ。

芝生に来たトンボ

第2の危機への取り組み

緑地を保全するボランティア活動を推進する

里山や人工林は、下草狩りや間伐などをきちんと人がやらなければ、生き物の生息環境が悪化してしまうんだ。そのために、東京都ではボランティアの方々とともに、定期的に里山や人工林の手入れを行っているんだ。

里山へGO!
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第3の危機への取り組み

外来生物の対策を進める

海外から入って来たり、ペットを逃してしまったりなど、もともとその地域には生息・生育していなかった外来生物が野生化し、日本や東京固有の生き物がおびやかされているよ。そのため、東京都では、特に被害が重大な外来生物の捕獲や、被害の紹介などに力を入れているよ。

第4の危機への取り組み

気候変動対策を進める

平均気温2℃の地球温暖化で、99%以上のサンゴ礁が死滅するなど、生物多様性がもたらす恩恵が失われる可能性があるよ。そうならないため、東京都では再生可能エネルギーや省エネルギー対策を進めるなど、いろいろと手を打っているよ。

サンゴの白化現象
エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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