【エコチル特集】生きる物すべての命の源 もっと知りたい水のこと!

私たちが生きていく上で、絶対に欠かせない水。日本に暮らしていると、水は豊富な資源のように思えるけれど、実は、人間が手軽に利用できる水の総量はとっても少ないんだ。そんな水について、くわしく学んでいこう!

 

私たちの体の半分以上が水

私たちの体は、ほとんどが水でできているんだ。大人の男性で約60%、大人の女性で約50%、子どもはなんと約70%! 例えば、体重30㎏の子なら、約21㎏が水になるよ。そのため、人間は、食べ物がなくても2〜3週間は生きられるけど、水をまったく取らなければ、4〜5日で死んでしまうといわれている。それほど、水は人間にとって重要なもの。そんな大切な水は、世界の総人口が増え、1人あたりの使える川や湖の量が少なくなっている。かつ、生活が豊かになったことで、1人1人が使用する水の使用量は増加。その結果、地球上のいたるところで水不足が問題になっているんだ。

国連の調査によると、世界の約8%の人が水不足におちいり、世界の約4分の1の人が、将来水不足になる地域に住んでいるとのこと。さらに、利用できる水自体が減っているという報告も! これは困った問題だ。

 

水自体の量が減っている!?

水が減っている原因の1つが地球温暖化。気温が上がると、地域によって雨が降らなくなる一方、雨の総量は同じでも、ゲリラ豪雨のような激しい雨が増え、たまることなく一気に水が海へ流れ出てしまい、水不足になってしまうこともあるよ。さらに、水や緑のあった大地が、ほとんど水がない砂漠になってしまう〝砂漠化〟が広がっていることも大きい。

また、忘れてはならないのが、水質汚染の問題。水が汚染される原因は、台所や風呂、洗たく、トイレなど、私たちの暮らしから出される生活排水、工場から出る産業排水などが川に直接流れ込むことで引き起こされることが多いんだ。川や湖といった自然には、水をきれいにする力があるけれど、急激に経済発展をとげた途上国では、自然がどうにかできるレベルをこえ、魚も住めないような水質になっていることも少なくない。

では、日本はというと、工場などに対する規制が強化され、排水処理対策も進んでいることから、そこまで深刻な声は聞こえてこない。しかし、東京都内で川や海に流されるよごれの70%以上は生活排水が原因。だからこそ、私たちにできることは多いよ。よごれた食器をふき取ってから洗うだけで、水や洗剤の量は少なくてすむし、歯みがきや皿洗いのときに水を出しっぱなしにしないなど、やれることは多そうだね。

 

ぜひいてほしい!
川の水がきれいかを教えてくれる生き物たち

川の中にどのような生き物が住んでいるかによって、その川の水がきれいかどうか分かるんだ。そういった水質の状態を教えてくれる生き物を“指標生物”と呼んでいる。逆に、大変きたない水には、チョウバエやエラミミズ、アメリカザリガニなどが生息していることが多いよ。

 

水はこうしてやって来る!

ハンドルを押したり、手をかざしたり、蛇口をひねったりするだけで、当たり前のように出てくる水。その水は、どんな旅をして、みんなの元にやって来たのだろう? そして、その後は? 一連の流れをイラストで見てみよう。

 

えっ! こんなにも!? 
家庭で一番水が使われている場所はココ!

家庭で1人が1日に使う水の量は約219L。その40%が風呂水、次いでトイレ、炊事、洗たくと続いていくよ。使う洗剤の量を減らしたり、残り湯を再利用したりすることで、水を節約できるんだ。ちょっとした心がけが大事だね。

 

地球上で人間が使える水の量はどれくらい?

水の惑星と呼ばれているだけあって、地球上には約14億km3もの水がある。でも、そのうちの約97.47%は海水で、残りのおよそ2.53%が塩分をふくまない水、淡水なんだ。しかし、淡水の大部分は南極と北極の雪と氷、地下800mよりも深い地点にある地下水と、手軽に使える水ではない。結局、私たちが利用できる水は、河川や浅い地層の地下水など、地球の水資源の0.01%に過ぎないんだ。

 

水について・・・・・・・・・・どれだけ知っているかな?
水雑学クイズ!

Q1. 地球上の水を満タンのお風呂1杯分と考えると、人が使える量はどれくらいになる?
(500mlのペットボトル約1本分・両手ですくった程度・大さじ1)

Q2.  硬度が高い硬水から多く得られるのは?
(ビタミンA・ミネラル・ビタミンC)

Q3.  世界で初めて水道が建設されたのはいつの時代?
(古代ローマ時代・秦の時代・鎌倉時代)

Q4.  2017年度における、日本全国の下水道普及率は?
(約99.8%・約82.5%・約78.3%)

Q5.  世界で水道水が飲める国は何カ国ある?
(80〜100カ国・30〜50カ国・10〜15カ国)

Q6.  小学生が1日に必要な水の量は、大人の何倍?
(ほぼ同じ・約2倍・約半分)

【答え】 Q1.両手ですくった程度、Q2.ミネラル、Q3.古代ローマ時代、Q4.約78.3%、Q5.10〜15カ国、Q6.約2倍

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
こどもたちがもっと環境に関心をもてるように身近に考えてもらえる機会をつくろう!
地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう!
そんな想いからスタートしました。


ゼロからスタートしたエコチルづくりでしたが、各企業、行政、学校関係者の方々のご協力を頂き、札幌版2006年4月、東京版2013年4月に第一号を無事創刊しました。
札幌市内197校の小学校と児童会館、東京都23区760校の小学校に毎月配布させていただいております。
(2017年3月現在)

エコチルでは、オールフルカラー8~20ページの紙面に環境についての特集をはじめ、各学校で取り組まれている環境教育の紹介や、地球から影響をうけるからだのはなし、ワードクイズやエコマンガ、地域のエコ活動や環境イベント情報などをふんだんに盛り込み、こどもたちが楽しく環境活動を学べるようページ構成をしています。

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
お問い合わせ

関連