【エコチル特集】東京都や神奈川県など、大都市でも野菜がとれる!?関東の農産物を食べよう!

 

高層ビルに人に車に商業施設にと、都会と農業のイメージは結びつきにくいけれど、そこから少しはなれると、意外と農業が盛んなんだよ。そこではどういった物が作られているのかな? 今回は、関東の農業・農産物について見ていこう!

関東は農業が盛んだった!?

東京都、神奈川県、埼玉県、群馬県、千葉県、茨城県、栃木県の1都6県に広がる関東平野は日本一広い平野だよ。関東平野には大都市が多く、農業のイメージがあまりないかもしれないけれど、実は、さまざまな野菜が作られているんだ。

こういった都市で生活する人たちに向けて、都市の近くで野菜などを作るスタイルの農業を〝都市近郊農業〟とよぶよ。都市の近くで農産物が作られれば、私たちは、野菜や草花といった鮮度の落ちやすい物を鮮度の高いまま手に入れることができるんだ。最近は、地元で生産された物を地元で消費する〝地産地消〟の取り組みが盛んになり、より近場の農産物を手にする機会が増えてきているよ。

いろいろな面に貢献する農業

ただ、農業で働く人は減少し、高齢化も進んでいるんだ。そこで、農作業にロボットやICT(情報通信技術)を使うスマート農業の技術開発やその実用化が進んでいるよ。スマート農業によって、無人で動かせるトラクターや自動的にトマトを収穫するロボットなどが実現し、これから農業を始める人が取り組みやすくなったり、農作業の負担も軽くなるため、女性や高齢者でも働きやすくなったりしているよ。

農業は私たちが食べる物を作ってくれるだけでなく、たくさん雨が降っても、田や畑が雨水をたくわえることによって、川があふれるのを防いでくれるよ。また、田や畑の中は作物がよく育つような環境に整えられているため、小さな動物たちがすむのにも適し、生物多様性にもつながっているんだ。みんなで関東や地元の農産物を食べ、農業を応援しようね。

地産地消にはどんないいことがあるの?

地元で生産された物を地元で消費する「地産地消」には、どのようないいことがあるのか、くわしく見ていこう!

フード・マイレージって何だろう?

フード・マイレージとは、食料の生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「重さ×きょり」で表される数値のこと。“フード・マイレージが大きい食料=遠くはなれた生産地から届く食料”は、輸送や輸送までの保管などにたくさんのエネルギーが使われ、CO2やNOxが多く排出されていることになるよ。食料の多くを海外からの輸入にたよっている日本は、他の国にくらべて、フード・マイレージの数値が高くなっているんだよ。

参考:農林水産省「環境問題と食料・農業・農村」内「農林水産政策研究所データ」より

東京都・神奈川県でも農産物は作られている!!

人口の多い東京都、神奈川県でも、さまざまな農産物が作られているよ。どのような農産物があるのかな?

コマツナ

東京都

江戸発祥の野菜で、八代将軍・徳川吉宗がタカがりで訪れた小松川村の名前にちなんだといわれているよ。島しょ地域をのぞく都内全域で収穫されているよ。

日本なし

東京都

「稲城」という品種は東京なしのブランドだよ。果実は600g以上あり、あまみ、果汁ともに豊かだよ。

ウド(伏込み)

東京都

江戸時代から生産されている伝統的ブランド野菜で、主に北多摩地域で生産されているよ。北多摩地域でとれる物は、やわらかいと評判なんだ。

ワサビ

東京都

江戸時代から、奥多摩山系から多摩川本流を利用して栽培されているんだ。秋に種をまき、2年目に収穫されるよ。

キャベツ

東京都

明治初年に日本に導入され、葛飾の研究熱心な農家が品種改良を重ねた結果、全国に広まったよ。

切り葉

東京都

島しょ地域の温暖な気候を活かし、フェニックス・ロベレニーなどを、1年を通して生産。全国の出荷量の34%をしめ、全国1位だよ。

キウイフルーツ

神奈川県

神奈川県西地域を中心に作られ、京浜市場の他、北関東や東北地方にも出荷。全国4位の収穫量をほこるよ。

ウメ

神奈川県

小田原市を中心に作られ、全国4位の収穫量! 梅干し用の多くは、近くの市町村で加工されているよ。

ミカン

神奈川県

神奈川県西・湘南地域で作られ、古くから、カナダへ輸出されているよ。収穫量は全国11位。

日本全国特産品当てクイズ!

どこの都道府県の特産品か分かるかな?正しいと思う都道府県名はどれかな。

Q1.二子さといも (岩手県・青森県・秋田県)

Q2.江戸崎かぼちゃ (福岡県・東京都・茨城県)

Q3.くろさき茶豆 (山形県・新潟県・福島県)

Q4.市田柿 (長野県・滋賀県・和歌山県)

Q5.三島馬鈴薯 (北海道・静岡県・千葉県)

Q6.連島ごぼう (山口県・鳥取県・岡山県)

Q7.桜島小みかん (宮崎県・熊本県・鹿児島県)

Q8.八丁味噌 (三重県・愛知県・岐阜県)

クイズ答え:Q1.岩手県、Q2.茨城県、Q3.新潟県、Q4.長野県、Q5.静岡県、Q6.岡山県、Q7.鹿児島県、Q8.愛知県

 


[参考]
関東農政局「こまちゃんと食の冒険」
https://www.maff.go.jp/kanto/kids/index.html

農林水産省「ジュニア農林水産白書2020年版」
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_junior/index.html

 

エコチルとは?

エコチルとは、「エコロジーチルドレン」の造語で、
「子どもたちに、もっと環境に関心をもってもらえる機会をつくろう」
「地域社会と学校、家庭をエコでつなぐプラットフォームとなろう」
という思いから、札幌版を2006年、東京版を2013年に創刊いたしました。

地域社会(学校、家庭、行政、NPO、企業)をエコでつなぎ、「地球を守るためにできること」を子どもたちと一緒に考えていく−それが「エコチル」です。

創刊:2006年4月
部数:76万部(北海道版25万部 東京版31万部 横浜版20万部
頻度:毎月1回(北海道版 毎月中旬、東京版・横浜版 毎月上旬)
体裁:B判タブロイド、フルカラー、8P〜24P
配布:北海道版 北海道内 公立小学校約1040校(配布率99%)
   東京版 東京23区公立小学校約747校(配布率90%)
   横浜版 横浜市内18区の約343校
   ※その他 児童会館や公共施設などにも設置
(2019年2月時点)

※エコチルは、株式会社スクルーと提携している株式会社アドバコムが発行する機関紙です。
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