運動神経を伸ばす

子供の頃は運動神経の良い子はクラスのヒーローでした。我が子もそんな風になれたら、親なら誰でも思ってしまいますよね。ところでこの運動神経とは一体何でしょうか?


足の速さやジャンプ力、持久力などと混同されがちですが、これらは運動能力といわれます。生まれながらの身長や骨格、筋肉量など、遺伝的な影響を受ける部分です。それとは違って運動神経は、簡単に言えば「思った通りに体を動かせる能力」です。上手な人の手本を見てすぐに真似ができたり、どんなスポーツでも最初から上手にできてしまう。そんな子は運動神経の良い子になります。


運動神経は経験によって成長できます。幼少期にはボールを投げるのはとても難しいことです。最初は上手くできませんが、何度も投げているうちに上手になってきます。経験することによって体の動かし方を覚えているんですね。様々な遊びやスポーツで、全身の動かし方が上手になっていくと運動神経は伸びていきます。この時、偏りなく様々な体の使い方を経験することが大切です。

運動神経を伸ばす習い事や体験活動


・ベビーマサージ
 歌や音楽に合わせて体の隅々まで刺激を与えます。

体操教室
 集団行動ができるようになる3歳ぐらいから。マットや跳び箱、トランポリンなど全身を動かしまします。

ダンス教室、バレエ教室
 音楽に合わせた全身運動。先生のお手本を真似るところも大切です。

・外遊び
 ジャングルジム、ブランコ、鉄棒などで体を動かす。

・水泳
 水泳は全身を使う運動なので、バランスのよい筋肉をつけることができます。

サッカー
 体力がつく、足が速くなるなどのメリットがありますね。

小学校に入ってからも、できれば一つの競技やスポーツをやり続けるのではなく、種類の異なるスポーツを複数経験した方が、その後の能力に良い影響があるといわれていますよ。